オウンドメディアや社内・社外の広報のネタを集めをどのようにしていますか?
ただメディアチェックだけですませていませんか?
広報担当者は日々情報発信しなければいけませんから、そのためにはあらゆる角度からインプットが必要です。
今回は、社内・社外広報の情報発信のために、実践につながる具体的なネタ集めの方法をご紹介していきます。
メディアクリッピングでネタ集め(メディアクリッピング)
広報担当者は、複数のメディアを日々チェックし最大の情報発信基地とならなければなりません。
社会において自社がどのような立ち位置にあるのか、社会情勢などを知るためにも、まずはメディアチェックが大切です。
メディアチェックは情報に対する感性を養う絶好の機会。
日々の単純作業とせず、自分の成長につながる仕事として取り組んでいきましょう。
広報の仕事の一環として、メディアチェックを新聞や雑誌、テレビで行うと思いますが、その作業では、以下の項目を意識します。
- 自社の記事
- ライバル他社の記事
- 業界関連記事
- 将来会社に関係ありそうな記事
漠然と記事を見るのではなく、目的意識をもってチェックをしていきましょう。
社内のネタ集め
広報担当者の特権の一つとして、新人でも役員会などを除けばどのような会合にもオブザーバーとして参加することができます。 IRミーティング、研究開発会議、営業会議、生産会議など、社内の会議にはできるかぎり参加し、情報を集めていくことが大事です。
社内の会議に参加することで得られる効果は以下のとおり。
- 社内の情報にいち早く触れる
- 社内の人脈作り
- 工場や支社営業所等に出張できる
正規のメンバーもしくはオブザーバーでも、メンバーに入れてもらうといつでも参加できますので、常に最新のニュースや社内の情報に触れておきましょう。
積極的に参加することで、それぞれの担当者と親近感が生まれ、情報を得やすくなるとともに、その部署のキーパーソンを見出すことができます。また出席すること自体が、広報担当時代のPRにもなります。ぜひ積極的に社内の会議や企画に参加していきましょう。
ユーザーからネタ集め
オウンドメディアがある企業では、ユーザーからのネタ集めが大切です。
重要なのはユーザーの求めている情報かどうかという点。ユーザーが知りたい・検索したいと思う情報でなければ、自社のサービスを伝えることは出来ません。
大きく二つのユーザー属性からネタを集めてみましょう。
1.すでに接点のあるユーザー
既に自社サービスを利用している方は、ネタを集めやすい存在です。
顧客情報やお問い合わせデータ、アンケート結果などから、顧客がどんなことを知りたいのか分析し、積極的にインタビューをするのもいいでしょう。また社内のスタッフにユーザーの傾向をヒアリングするのも一つの方法です。
- ユーザー向けアンケートの実施
- お問い合わせデータの分析
- ユーザーへインタビュー
- 社内のスタッフにヒアリング
2.これから期待できるユーザー
ターゲットではあるが、まだ接点を持てていないユーザーからの情報も、新たなニーズを知るきっかけにもなります。
- 外部のアンケートサービスを利用
- SNS から情報を集める
- 他企業のプレスリリースをチェックする
積極的にアンケートを集めて行く
広報のネタ集めの手段のひとつとして、外部のアンケートサービスを利用する手もあります。手軽にアンケートを集め情報を集めることができます。
従来、設問設定から実施集計まで外部の業者に委託することが多くあり、コストと時間がかかっていましたが、簡単に利用できるアンケートサービスが登場しています。コストが安い上、使いたい時に手軽に利用できますのでうまく活用していきましょう。
いくつか、無料と有料のサービスをご紹介します。
《無料サービス》
・「クエスタント」(マクロミル・市場調査を得意。有料も可)
・「formrunフォームラン」(ベーシック・デザイン性の高いアンケートフォーム)
https://form.run/ja?utm_source=ferret&utm_medium=referral&utm_campaign=261
《有料サービス》
・「fastask」(ジャストシステム・専門リサーチャーがフォロー)
・「スマートアンサー」(コロプラ・10~30代に強い)
http://smartanswer.colopl-research.jp/
セミナーや展示会に参加する
社内でのネタ集めに限界を感じたら、ぜひセミナーや展示会に積極的に参加して情報を集めしょう。
B to Bサービスではなかなかネタ集めも限られますが、セミナーや展示会では他社の事例が紹介されることも多く、新しいネタに出会えることもあります。セミナーレポートとして書くことで、メディアのコンテンツにできるかもしれません。ただしその場合は、必ず主催者の許可を得てください。
セミナーや展示会で新しい情報を収集し、今後増えそうなワードを狙うのもオススメです。
ライターにネタ集めから依頼する
オウンドメディアでは、ネタ集めをしたのちライターにライティングを依頼することもあると思いますが、ネタ集めからライターに委託するのも一つの方法です。
ネタ集めからアウトソースしていけば、業務効率化にもつながります。
ただし自社の事業に精通していることが条件になるため、任せっきりにせず、こちらからもチェックを入れていきましょう。
まとめ
社内社外、自社サービスのユーザーや展示会セミナーなど、情報収集の実践方法をお伝えしてきました。
ネタ集めで動くことにより、情報収集できるだけでなく、広報活動全体のPRにもなります。
積極的に声をかけ、活動していくことで相手との信頼関係を深めることにもなります。
信頼関係が深まることで、広報活動も認知されていきますので、ぜひ情報収拾、ネタ集めを積極的に行っていきましょう。