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メディアトレーニングの準備から流れを解説。

メディアトレーニングとは、カメラや他者目線に慣れることでマスコミへの対応力を高めるトレーニングです。しかしカメラの前に立って話をするのは一朝一夕でできるものではありません。

今回は準備から、プロジェクトチーム作り、実際にトレーニングするまでの流れをお伝えします。

メディアトレーニングの必要性

緊急の事態となった場合には、発言者の一言によって会社の命運が左右されますから、カメラの前に立って発言するというのは緊張するものです。

しかし、記者会見や個別インタビュー という機会を最大限に活用できれば、メディアを通して消費者に広く理解していただくチャンスでもあります。場に慣れ、話し方とテクニックを習得するためにも、メディアトレーニングが有効です。

メディアトレーニングをすることで、新聞やテレビなどメディアを媒介して視聴者や読者に対し、自社が伝えたい思いと情報を、思い通りに伝えられるようにしていきましょう。

記者会見の準備不足から起こること

ネットの時代になり情報のスピードが格段に速くなり、そして企業のみならず、国家や地方自治体、また諸団体もスピーディーに公式に発表したり記者会見を行う機会が増えてきました。

またSNS全盛の時代は情報拡散のスピードもとても速い時代です。

企業は不測の事態においてもその意志表明の速さと的確さ、そして対応姿勢がいつも問われることとなります。

不祥事などの記者会見に際して、何に答え、そしてどのように伝えるべきか、またその態度や外見などもどうあるべきかをあらかじめ準備、訓練されていれば、とっさの場合にも素早く誠実な行動をとることができます。

発言の如何によって、会社にプラスイメージを持たれるか又はマイナスイメージを持たれるかが決まってきます。発言者の一言一言が会社の姿勢やあり方を指し示しますので、まずは平時から訓練をしていきましょう。

プロジェクトチームを結成する

まずは準備をしておくことの必要性を社内で共有しなければなりません。

必要なのは想定問答集を作成からリハーサル本番まで、広報担当を中心にしたプロジェクトチームを組んでいくことです。

経営トップだけではなく、社内の部課長レベルも参加し、社内における情報開示の姿勢を統一していきます。お互いに広報の重要性を真に理解することで、初めてメディアトレーニングが効果的に構築できることになります。

見た目もトレーニングで改善する

リハーサルでは、プレスリリースや 発言内容、想定問答集の改善点などが浮き上がってくるでしょう。

主に発表者の見た目や態度により、記者が受ける印象は大きく変わってきますから、リハーサルによりそれを改善することが可能です。

 

メラビアンの法則というのをご存知でしょうか?

人は、言葉から受ける印象だけでなく、視覚と聴覚からも情報を受け取っているというものです。

視覚情報が55%、聴覚情報が35%、そして言語情報が7%というデータがあり、つまり、見た目から受ける印象がもっとも大きいとのこと。

たとえば記者から突然の質問に心の余裕がなくなってしまうと、態度に落ち着きがなくなり思わず目が泳いだり、口調が心許なくなったりしてしまいますが、その印象が視聴者に一番植え付けられてしまうというものです。

いかにあるべきか、そして何をどのように伝えるかをあらかじめ話し合い、社内の姿勢を統一していくことで、突然の質問にも誠実な態度で接することができるようになります。

不祥事の記者会見では、どうしても不安と重圧から態度が不安定になりがちですから、トレーニングの機会を積極的に取り入れ、改善していきましょう。

トレーニングの流れ

1.社内にてプロジェクトチームを結成する

経営トップだけではなく部課長クラスを含む5〜10人程度のプロジェクトチームを結成します。広報の重要性を社内で共有、認識し、情報開示に対する基本姿勢についてお互いに理解していきます。また、トレーニングを実践することで身につけていくのが目的ということも共有します。

2.広報についての講義 

プロジェクトチームに対して広報の本質を知ってもらい、今後のトレーニングの予定を伝え、準備資料作成への協力を仰ぎます。

3.社内問題点を洗い出す

それぞれの部でメディアトレーニングの主旨や目的を説明します。またブレーンストーミングなどを通して、起こりうる問題点や危機状況を洗い出します。

4.テーマを選ぶ

洗い出された問題点を中心に、その中から最適テーマを検討し決定。それに基づき各部署において資料作成を始めます。

5.準備資料のチェック

リハーサルを開催する一週間ほど前に準備資料をチェックし指導します。また会場の準備をし、当日の役割分担として司会者・発表者・同席者・記者・カメラマン等を誰がやるのかを確認します。

6.リハーサル本番

  • 1回目
  • 動画チェック、レビュー
  • リハーサル本番(2回目)
  • 動画チェック、レビュー(2回目)

本番と同様、発表者同席者が入場するところから始め、記者からの実際同様の質問に対し、想定問答集に基づき回答していきます。終了後、リハーサルはビデオに録画しますので、動画チェックをし、メディアトレーニング指導を受けレビューをしてもらいます。

もう一度リハーサルを行うときには、かなり改善されていることがわかるでしょう。

動画チェックは効果大!

動画で自分が発表する姿どのような表情をしてどのような態度でそこにいるのかを確認することは非常に重要なトレーニングになります。

普段、自分が相手からどのような印象を持たれているのか自分がどのように対応しているのかを知るために、動画撮影は一番効果が高いトレーニングです。 自分で思っているより仰け反って応対していたり、もしくはうつむいて小声で話していたりということは他者目線でないと確認することはできません。また自分の目で確認することで、どのような態度を見せるべきかを改めて学ぶことができます。

まとめ

メディアトレーニングの準備から流れを解説してきました。

記者発表を何のためにするのか、誰に知らせるべきかを知り、とっさの事態にも対応できるようにしていくのがメディアトレーニングの主旨です。新聞やテレビなどメディアを媒介すれば、いち早く視聴者や読者に対し、自社が伝えたい想いを、思い通りに伝えられるようになります。

そのためにまずは、メディアトレーニングの意義を社内全体に知ってもらうことが一番はじめにやるべきことかもしれません。

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