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『広報』と『宣伝』との違いとは

皆さんは『宣伝』と聞くとなにを思い浮かべますか?

今朝見たニュースの間のCMや、休憩時間に見た雑誌の広告記事、寝る前のスマホチェックでプッシュされる通販の商品など、いろいろな宣伝を思い出すことでしょう。

Wikipediaには『宣伝』とは”企業や商店などが、自分たちが提供する商品やサービスを、その特長も含めて一般大衆に知ってもらおうとする活動の事”とあります。

「広報はどのような仕事なのでしょうか?」で、広報とは 「企業と社会(消費者)のより良い関係性を作るために、自社の魅力を発信していくこと」だとお伝えしました。

広報も、自社の情報を広く一般に知ってもらうという意味では宣伝と同じだといえそうです。

では、『広報』と『宣伝』とは何が違うのでしょうか?

企業が『宣伝』する方法とは

企業によっては広報部と宣伝部に部署がわかれることがあるでしょう。

広報と宣伝は似て非なるもの。広報との違いを知るために、まずは宣伝について考えてみましょう。

宣伝は、広告枠を購入して情報を発信する

私たちは毎日のようにたくさんの宣伝を目にしています。

外を歩けばお店の看板や電光掲示板が、家でテレビをつければCMが、ブラウザの端にはプッシュ広告が、YouTubeを見ようとすれば動画を見る前に動画広告が、そして雑誌を開けば色も形もさまざまな商品やサービスが、所狭しと並んでいます。

その他、新聞の折り込みチラシ、ポスターや電車の中吊り広告など形はさまざまですが、共通していることは「広告枠を購入している」ということです。

お金を払って広告枠を購入することで、企業の伝えたい情報を発信する、これが宣伝の方法です。

宣伝にはお金がかかる!

雑誌であれCMであれ、広告枠を購入するということはお金がかかります。

看板やポスターを作るのにも、もちろん製作費が必要です。自社の情報を宣伝するときには、必ず金銭のやりとりが発生するのです。

お金はかかりますが、自社の情報を伝えたいとおりに発信できるというのが宣伝の大きなメリットです。

皆さんも面白いCMやインパクトのあるCMを見て商品を購入した経験があるでしょう。

お金はかかっても即効性があり、購買に直接結びつくことが多い、それが『宣伝』です。

『BUY ME(宣伝)』と『LOVE ME(広報)』

例えば自社で新製品を出したとしましょう。

消費者に広く新製品を宣伝するためにテレビCMを出します。製品発表会は必ず取材に来てもらえるように新聞の枠を購入し、話題を集めるために人気のタレントを呼ぶ……。

お金がいくらあっても足りませんね。

潤沢な予算が無い広報のアピールは、宣伝に比べて不利なのでしょうか?

知恵を絞って戦略を練る、それが広報

予算が限られていることが多い広報は、広告枠を購入するのではなく、マスコミやメディアなどの第三者を経由して自社情報を発信してもらう必要があります。

取材は来てほしい時に来てくれるものではありません。自分で戦略を立てて、コツコツと地道な努力を続けていくことで徐々に取材に来てもらえる回数を増やしていかなくてはなりません。自分の工夫次第でメディアへの露出がどんどん増えていく、そこに広報の面白さがあります。

消費者や他企業と一緒に関係を築いていくことができる

SNSが隆盛を極める現代社会で情報は企業からの一方通行のみではなく、消費者との双方向でのやり取りが行われています。

例えば、Twitterでは大企業の「中の人」のツイートが話題になることがありますね。

企業の公式の広報である「中の人」は、自社情報の発信のみならず、消費者・他企業とコミュニケーションをTwitterを通じて双方向に行っています。

結果、大企業同士のコラボレーションや消費者発の商品の開発など、従来には無い新しい関係が作り上げられています。

パブリックリレーションズの考え方である“企業と社会のより良い関係を築いていく”。まさに、広報の目的であり醍醐味であるといえるでしょう。

宣伝は『BUY ME(私を買って!)』、広報は『LOVE ME(私を愛して!)』だといわれます。

広報の大事な仕事とは、自社と自社製品を消費者に愛してもらうことなのです。

まとめ

一見同じように見えて、まったく違う『広報』と『宣伝』。

企業にとってどちらも大切なお仕事ですが、方法も目的も違うためきちんと使い分けを考えなくてはなりません。

広告にあまり予算を割けない中小企業や個人企業でも、あの手この手を使って、どんどんメディアの取材を受けたり、自社の情報を発信していく楽しさが広報にはあります。

予算が無くても問題はありません!私たちのアイデアひとつで、いくらでも話題を作ることができるのです。

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